【略歴】

 兵庫県立総合衛生学院 看護学科・保健学科保健養護科を卒業後、

民間企業において健康診断後の事後措置、健康教育を行う。兵庫医科大学病院において受診者の生活指導を行った後、育児をしながら、行政の母子保健の新生児訪問や民間企業において健康診断後の事後措置、健康教育を行う。

現在は整体院を開業の傍ら、カルチャーセンターにおいて中高年を対象に体操指導を行っている。

 また、民間企業の従業員に対するメンタルヘルスチェック後の健康相談や大阪府社会保険協会で働く人の健康づくり事業に従事している。

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   【自己紹介】

     1.整体師になった理由

      「飯田さんは看護師や保健師ではなく、どうして整体師になったのですか?

     10年前なら「体の不調で困っておられる方を直接助けられるのは整体師だから」と

     答えていました。

     「未病を防ぐ」という言葉があります。

     病気の芽は血液の流れが悪くなり、澱んでしまうことから細胞の栄養不良、老廃物が

     たまって起こると考えられます。

     すなわち、全身の血液の流れを滞ることなく流すことができれば病気の芽を防き、

     病気になりにくい体つくりができるのです。

     疲れやすい、軽い頭痛がする、肩がこるなどの症状は体からの注意信号なのです。

     この段階で、対処すれば病気に至ることなく改善できるのです。

     私が学んだ「整体の手技」は特別な器械や器具を使わずに、患者の身体に負担なく

     血液の流れを流す方法であったのです。

      私自身が育児の最中にぎっくり腰になりで4日間寝たきりになった後、整体を受けて

     以前よりも元気な体と意欲も沸き育児や家事が苦にならなくなった経験から、体の

     不調が改善されれば気持ちにまで変化が現れると気づいたのです。

     企業で保健師と働いていたころは、ほとんどの従業員の方が肩こりや腰痛などから

     「仕事がはかどらない」と訴えていたことも思い出したのです。

      そこで、肩こりや腰痛でつらい思いをされておられる働く方や育児で疲れている

     主婦の方を少しでも楽にして、仕事や家庭で穏やかに過ごしてほしいと思ったから

     です。

 

    2.働く姿勢が重要だった

     整体師になって、働いている方の腰痛や肩こり・頭痛などの症状や女性の生理痛を

    お持ちの方を施術していくと共通していることが見えてきました。

    それが働いているときの姿勢です。

    働いている方は1日の中で、3分の1は仕事をされています。通勤距離が遠い方はもう

    少し時間が拘束されるでしょう。

    その時間に同じ姿勢を長時間続けたり、不自然な姿勢を続けていると体の軸が歪ん

    だり、血行が悪くなったりしてしまっているのです。体の不調が続けば睡眠も十分に

    とれない、自律神経が乱れる、精神が不安定になる、という道筋ができメンタル不調を

    起こした方もおられたのです。

     企業で働いていた時にこのことがわかっていたら、肩こりや腰痛、生理痛の症状を

    お持ちの方に、適切なアドバイスができ、仕事の支障も軽減できたかもしれない。

    その思いがムクムクと湧き上がってきたのが整体師になって5年目のころでした。

    その後、保健師の仕事に戻れるように少しづつ保健師の仕事も初めて行ったのです。

  

   3.3足の草鞋を履いて

     私が保健師として働きだすと、私が働いていたころとはずいぶん社会の流れは随分

    変わっていました。

    私が働いていたころは残業は当たり前、飲み会は2日に1回、先輩に声をかけられたら

    後輩はほとんどついていく、などの悪習慣がほとんどなくなっていたのでした。

     ただ、飲み会では先輩の経験話を聞きながら悩みを聞いてもらったり励まして

    もらったりと、仕事や人間関係の築き方を学べた良い面もあったのですが・・。

    社会背景が少子超高齢になり、労働力の確保が喫緊の課題になっています。

    労働者の高齢化、若い方の運動不足による体力の低下がみられ、運動の重要性も

    高まってきました。

    運動は体だけではなく精神面も丈夫にさせる効果もあります。

    「自から体を動かして心身を整える」ことが実は健康な心身を創る効果を高める秘訣

    なのです。

     企業側では「健康経営」に取り組む必要がでてきました。

     企業を支えるには一人の優秀な方の力も必要ですが、まずは従業員一人一人の力が

     結集してできる力のほうが強靭であると

     思うのです。

     一人一人が健康であれば、個人(従業員)の持つ力を十分発揮できやりがいや

     生きがいを感じて仕事や私生活で前向きに取り組むことできるでしょう。

      さらに、元気な従業員が思いを一つにすことで、会社が成長・発展していくのです。

     私はこれからも、保健師、健康運動指導士、整体師と3足の草鞋を履きながら

    企業においては「職場の健康づくり」、「セルフケア」や「良い人間関係をつくるコミュニ

    ケーション」、個人の方には「ボディケア」や「動ける体つくり」などを通じて、

    「『個』の力を発揮」できるよう、お手伝いをさせていただきます。

    リタイア後も「人生100年時代」に向けてしなやかに元気で動ける身体や心をつくり、充

    実した日々を送っていただければと願っています。

                                                         2021年 2月吉日   飯田 文


資格

 〇 保健師             〇 看護師

 〇 健康運動指導士       〇 介護予防運動スペシャリスト    整体師

 〇 健康経営エキスパートアドバイザー

 〇 ヨーガ療法士